4月15日の朝7:50
せたがや水辺の楽校開校一周年記念イベントは
ここから始まりました。

アユ釣り名人の谷津田さんから電話。
「マルタが産卵してるからすぐに来い」
と。



多摩川の早瀬になっている場所のすぐとなりで
カラダを黒と赤のツートンカラーに染めたマルタウグイが
数百匹もの群れになって
産卵していました。

「今日これを子どもたちに見せてやろうぜ!」
これが当日の朝決まった新しいプログラム。


動画はここをクリックしてください。
(3.2M)


産卵し続ける状態を
子どもたちが集まる午後まで保つためには
今の時間に川底の石をゴリゴリと洗って、
きれいにしておかねばなりません。

そこで、谷津田さんはゴリゴリ機(ただの板)を使って、
ゴリゴリ、ゴリゴリ。
川底をきれいにしてくれました。

マルタの産卵場所のことを
「ツキ場」といいます。
魚が「付く」という意味ね。


地域の多摩川の風物詩「マルタの産卵」を
子どもたちに見てもらうため、
がんばってくださいました。



マルタウグイの卵。
石の表面にはコケなどがつかず、
ツルツル、ピカピカ。

これがゴリゴリの効果ヨ。
こうやってきれいな石にしておくことが大事なのね。



ほかの準備のため、
川からあがりましたが、
谷津田さんは、川崎側の川岸でもゴリゴリをしてくださいました。

今日はここが第2のメインステージ。
子どもたちにマルタの産卵が見せられればいいのだけど・・・・。



午前11:00
開校一周年イベント開始。
駒大グラウンド前から水辺の楽校原っぱまでの土手の上を
スコットランドの古い民族衣装「キルト」をまとった
バグパイパーと小太鼓、大太鼓の総勢9名が行進。



バグパイプはスコットランドからトルコ付近までの
広い範囲で演奏されているそうで、
昔、戦争の時に兵隊の先頭に立って
敵の鉄砲の弾をもおそれずに行進したのだそうだよ。



バグパイパーの行進演奏のあと
せたがや水辺の楽校の活動に協力してくださった
地域の皆さん、参加してくれた子どもたちに
代表から感謝のお礼。
そして、砧南小学校の校長先生からも
お祝いのごあいさつをいただきました。

皆さんこの一年、ほんとうにありがとうございました。



おとなのお話はすぐに終了。
再び東京パイプバンドの皆さんに
演奏して頂きました。
会も半ばになると、ブタ公園で遊んでいた親子連れも
見に来てくれるようになりました。

演奏の様子はココをクリック
(15.5M)



自転車で移動中のおばさん・おじさんや
野球少年たちも
めずらしい音色にお立ち寄り。
やっぱり音楽は人を引きつけるのね。



で、最後にこんなことも。
子どもたちもバグパイプを吹かせてもらいました。
こんな経験はなかなかできるものではござらぬ。
おじさんも吹いてみたかったぁ〜。



お昼ごはんのあとは
河原でマルタウグイの産卵の見学と
お魚のすみかづくり。
マルタウグイの産卵風景は
子どもたちにすごい感動を与えてくれたようです。
ヨカッタ、ヨカッタ・・・。



マルタウグイってどんな魚だろう。
との疑問に答えるべく、
谷津田さんが、投網でつかまえて、
みんなに見せてくれることになりました。

その投網を見るのも初めて、
なんだか谷津田さんのまわりがガヤガヤし始めました。




とりゃぁ〜!
投げた網は産卵に夢中なマルタウグイの群れの真ん中へ。
産卵中のマルタくん、マルタさんゴメンナサイ。
ちょっとの間だけ
子どもたちにお姿を見せてあげてくださいな。
と谷津田さんは思っているにちがいない。



アミが
引き上げられると、
子どもたちは谷津田さんのまわりにダッシュ!
おじさん押されて思わずコロケてしまいそうになったとか。
スゲェ〜!ウゴァ〜!グェ〜!グワァ〜!
何語かわからんコトバで子どもたち大興奮!



まずはさわってみましょ。

ザラザラ?ヌルヌル?
お父さんに「さわってみなよ」といわれても
そうはいかぬ子どもも。

そりゃそうだよね。
こんなに大きな魚を
魚屋さん以外であまり見たことないものねぇ。
ましてビクビク動くし・・・。



が、数秒もすれば、ごらんのありさま。
追いかける、ひっつかむ、踏んづける・・・。

卵を産むつらさ(つらいのか?)より、
子どもに追われることの方が、
はるかに怖かったに違いない。
ゴメンよ。



とにもかくにも
子どもたちに大変な感動をくれた
マルタウグイ。

マルタくん、マルタさん、谷津田さん。
ほんとうにありがとうございました。

観察した後は
再び産卵のお仕事に復帰して頂きました。
(谷津田さんはおウチへ)



続いて、
多摩川漁協の佐久間さんに
ササの枝と葉っぱでこしらえた
「魚のすみか」作りを教えて頂きました。
ササの根元とサキッチョの方をナワでしばって、
その間に石をつめます。
ようするにわら筒の納豆と同じね。
わらがササで、納豆が河原の石。

こうして水に沈めたときに
ササの束が浮いてこないようにするわけです。

子どもたちも真剣な顔で見ています。
できるできないは別にして、
大人のやっていることを観察する。
これがだいじなことだと思うな。



このササの束を
みんなで水の中に沈めました。
こうやっておくと、
小さな魚たちやエビがササの隙間に入って
かくれ場所、すみかに利用してくれるというわけさ。

魚たちのマンションということね。
たくさんの魚たちがすんでくれますように・・・。






【本日の参加者数】
子ども:34人
おとな:61人


皆さんに伺いました
(アンケートの結果より)

【今回のイベントで楽しかったことはなんですか】
バグパイプ行進:58%
産卵場所の観察:75%
魚のすみかづくり:83%
   
【一番興味のあったことはなんですか】
マルタウグイを間近で見られたこと(2)
マルタウグイを触れた(ナデナデ)できたこと(3)
産卵の観察(4)
都内で自然と遊べたこと。子どもが生き生きしていた(1)
ササの葉で魚のすみかを作ったこと(2)
魚の家をつくれて感激(1)
川にも春が来ていることを実感できた(1)
TVで見るのとは違って驚いた(1)
バグパイプの行進(1)
全部(1)
 


 
せたがや水辺の楽校開校一周年記念イベントに
ご協力いただいたみなさま
ありがとうございました。
 
多摩川漁業協同組合砧支部
砧南小学校
鎌田児童館
砧南中学校ボランティア(3年生)の皆さん
せたがや野川の会
砧・多摩川あそび村
東京パイプバンド
伊藤博子さん
谷津田春吉さん
世田谷区教育委員会事務局
世田谷区砧総合支所
世田谷区二子玉川緑地管理事務所
国土交通省京浜河川事務所
 

せたがや水辺の楽校は
子どもたちに
多摩川の楽しさ・自然のおもしろさを伝える活動を
続けていきます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

せたがや水辺の楽校スタッフ一同